スバルちゃんが停止してから、連日のようにいろんな知人が家にやってきては、車を修理しようと試みてくれた。ナバホ父、ナバホ弟A、友人T,友人M、ナバホ叔母のボーイフレンドE、ナバホ従兄弟Cなどなど。
しかし、誰もスバルちゃんの故障原因を突き止めることは出来なかった。 エンジン音はしているが、スタートしないという状態だったので、「電気系統に間違いない」ということで皆の意見は一致していた。
この時点で既に電気ケーブル一式とコイルなどの部品交換は全て完了。 それでも直らないので、車屋さんに見てもらうことにした。
ツェ・ボニートという町に一件、車修理ショップがある。ここが一番近いショップだった。この店に、スバルちゃんを牽引した。 店側は「診断料金は66ドル。故障原因が分かったら、その部品代金と工賃は別途。工賃は一時間70ドル」だと言われた。
「高いな!」とは思ったが、他に手立てがないので仕方が無い。 診断を頼むことにした。
診断結果はディストリビューター・アセンブリーの一部品が故障しているので修理が必要との事。 部品代金だけで260ドル。トータルで330ドルを支払い、部品を購入。
「部品交換は難しいですか?」 と聞くとメカニックの兄ちゃんは 「手間は掛かるけど難しいものじゃない。本を見ながらやれば出来るさ」という返事。 ショップに交換を依頼すると工賃を取られるので、ナバホ弟Aが交換してくれることになった。 その後もしつこくメカニックの兄ちゃんに 「診断結果には自信があるんだろうね?絶対この部品を交換したら直るんだろうね?」 と確認すると、「絶対この部品だと確信しています」 との返事。
家に戻って部品交換したが、やはりエンジンは掛からない。 店に戻って「お宅の診断結果は間違っていた。だから全額返金しろ」 とごねてみたが、一セントも戻ってこなかった。
しかしこちらとしては納得がいかない。 診断結果は間違っていたのだし、それにこんな小さなプラスチックの部品が260ドルもする訳が無いじゃないか? こちらが日本人女性だからバカにして吹っかけられたのだろうか? ギャラップの車部品ショップで部品の値段を調べると、ディストリビューターのアセンブリーセット本体が169ドルだという。 やはりボラれていた!!
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その後、ナバホ父が、お店の大ボスに交渉しに行ってくれた。 大物二人の交渉によって結局220ドルは戻って来たが、それでもこちらの怒りは消えない。 日本人のオンナだからと言って値段を吹っかける。 しかもちゃんと看板を上げた店が…。 私が交渉してもダメなのに、ナバホ父が交渉すると、先方はあっさりお金を返してきた。
クッソー!!私はまだまだ風貌でなめられているんだ! 瞬時にいかついおっさんの顔に顔を変身させる術があれば良いのに・・・。 それにしても私はまだまだ短気だ。
