6.シャイアンリバー保留地へ ラコタツアー

2006年5月19日。午前中はずっと買い物。午後になってから、いよいよシャイアンリバー保留地へ移動した。ラピッドシティの町から、車で2時間半から3時間ほどの距離。

保留地までの道は、小さな丘を幾つも乗り越える。緩やかな上り坂、下り坂が、ほぼ平均的に続く。周囲を見渡しても、長時間景色が変わらない。

時々ふと、”本当に進んでいるのだろうか?” と不安になることがある。何だか、この道って人生を象徴しているようにも思える。当の本人は進んでいないように感じるのだが、実は少しずつ前に進んでいるのだ。目的地が確実に近付いているのだから…。

出発前の天候は快晴だったのだが、保留地に近付くにつれて少しずつ雨雲が集まってきた。それから、一時的な雨が降った。大地をほんのりと潤してくれる、優しい雨だった。

ネイティブ・アメリカンにとって、雨はグレイト・スピリットからの祝福だ。ラコタの大地が、私達のことを歓迎してくれているのだと感じた。ラコタの大地、どうもありがとう!

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ここで、ラコタ兄の部族について説明しておきたい。

シャイアン・リバー・スーのホームページによると、広さは 2,806,913.95 エーカー (11,359平方キロ)。人口は14,861人。(1990年調べ) 部族の本部はイーグルビュートという町にある。この保留地に住むラコタ支族は、テトン・ラコタ(スー)、ミニコンジュ、シハサパ、オーヘヌンパ、イタジジチョ。

グレート・スー・ネイションはかつて、ノースダコタ・ネブラスカ・ワイオミング・モンタナ・ミズーリ川以西のサウスダコタ全土という広大な領地を治めていた。しかし、白人が侵略してから僅か21年という短い期間の間に、90パーセントもの土地を取り上げられてしまった。そういう事実を知ると、ラコタの人々のことをとても気の毒に感じる。

青は、サンダーバードが棲む天空の雷雲を象徴している。サンダーバードというのは、アメリカ先住民に伝わる神鳥で、体長5メートル弱。大きなワシの姿と、雷の色の羽を持つ。雷と4方向の風を自由自在に操り、狙った獲物を仕留めることができると言われている。

虹は、ラコタの人々にとって最も神聖なパイプを象徴している。「白いバッファローの女」がラコタに子牛のパイプを伝えたと言われている。

世界の端に描かれているワシの羽根は、ラコタの守り主であるワシを象徴している。

2本の融合したパイプは、和合を象徴している。パイプの一つはラコタの人々を示し、もう一つはラコタ以外の人々を示している。

黄色の輪は、決して壊れることのない聖なる輪を象徴している。 赤の聖なるパイプの束は、ワカンタンカ (Great Spirit or Great Mystery)を象徴している。ラコタの色 (赤、黄色、黒、白) は、4つの主たる人種を、青は天空を、それぞれ象徴している。