15.パイプセレモニー ラコタツアー 

スウェットが終わって外に出ると、全身汗だくでびしょ濡れの服に外気が当たり、一気に体温が下がった。まだ雨が降っていたので、歯がカチカチと鳴るほどの寒さだった。

あまりの寒さだったので、パイプセレモニーは服を着替えた後、家の中で行った。

パイプは 「白いバッファローの女」 からラコタに伝えられたもので、聖なる祈りの道具である。

パイプは、男性メディスンマンと女性メディスンマンの両方が統合された形をしている。パイプの柄の部分は、男性の性器を、パイプの下部の丸くなった部分(タバコを詰める部分)は女性の性器を、それぞれ象徴している。

タバコの煙は、私達の祈りをグレート・スピリットに届けてくれるもの。なので、ほとんどのネイティブ・アメリカンにとって、タバコは単なる嗜好品などではなく、神聖な祈りの道具なのだ。 この時のタバコには、アカヤナギ (オオバヤナギ) の中皮を使った。外側の赤い皮を剥いだ後、皮を削って乾燥させたもの。