午前4時過ぎ、私の担当の産科医がやってきて、私の子宮口の開き度合いを内診した。6センチまで開いていた。子宮口の開いてくるスピードは人によって様々なのだけれど、一般的に目安とされているのは1時間で1センチ程度なのだそうだ。私の場合は、その一般目安よりは少し遅かったのだが、一応進んでいるので、このまま正午まで様子を見ることになった。 午前6時過ぎには夫用の朝食が届いた。患者である私は、出産するまで何も食べてはいけないことになっている。 正午までは相変わらず一時間おきに看護婦さんがやってきて、私の血圧と子宮口の開きをチェックした。正午の時点で、7センチ開いていた。正午に担当の産科医がやってきて、「陣痛促進剤を打ちましょうね」と言った。私はできる限り自然で出産したかったので、何とかもう少し待って欲しいとお願いした。産科医も病院側も、出来る限り私の意志を尊重したいという結論に至ってくれたので、このまま様子を見ることになった。 夫用の昼食が届き、またもや私は夫が食べている姿を見るだけで、何も食べさせてもらえなかった。昨夜10時に破水したときにほんの少しシリアルを口に入れたが、ちゃんとした食事は午後6時過ぎに食べた夕食以来何も食べてない。お腹空いた・・・。何か食べれたら、もうちょっと元気になれるんだけどな・・・。
Monthly Archives: December 2009
「破水」, parenting
日中は、スーパーマーケットで買出し。食材を大量に買い込み、冷蔵庫と冷凍庫と戸棚はほぼ満杯状態になった。 もうそろそろ出てきそうな気がする。夕食のときに夫も「今晩か明日、破水か5分間隔の陣痛があるような気がする」と言っていた。 そして・・・。 夜10時過ぎ、お風呂から出てベッドに横になった途端、お腹の左横から、「パンッ」と何かがはじけるような音がした。 ん?? もしかしてこれが破水ってやつかな? トイレに行って確認したが、まだ水は出てきていない。 「破水じゃないなら、さっきの音はなんだったんだろう?」と思いながらトイレからリビングまで歩いたときに、ぬるいお湯のような液体が洩れていることに気付いた。おしっこではないことは確実に分かっていた。思っているよりも量が多い。やっぱりこれが破水なんだ。 リビングから大声で夫を呼んだ。 夫は完全に眠っていたようで、何度か呼んだ後でようやく起きてリビングに出てきた。 夫はまだ半分眠っている状態だったのだが、トイレからリビングまでの私が通った跡が水浸しになっているのを見て、ようやく完全に目を覚ました。 夫は大急ぎでバスタオルを2枚持ってきてくれた。一枚は私に手渡してくれて、もう一枚で床を拭いてくれた。 それから、「病院に電話する前に、何か食べておくか?」と私に聞いてくれた。私の担当の産科医は、病院に入ってしまったら、出産が終わるまで一切何も食べさせないと言っていたからだ。 何かを食べようとするのだが、「いよいよ出産なんだ」と思うと、体が震えてしまって食べ物がうまく咽を通らない。結局、シリアルをほんの少しだけ口に入れただけだった。 それから、病院に持って行くつもりで予め用意しておいたキャリーバックを車に積んで、夫と一緒に車で病院に向かった。 病院に着いたのは夜の11時前。 受付で「破水しました」と報告すると、産科病棟から2人の看護婦さんが車椅子を押して受付まで迎えに来てくれた。車椅子にはビニールシートが掛けてあって、ほっとした。この時点で、両足に挟んでいたバスタオルはビショビショになってしまっていたからだ。 産科病棟に入ると、日中はノンストレステストのために使っている大部屋に通された。内診をすると、子宮口は4センチ開いていた。 私の羊水の色は薄いピンク色だった。看護婦さんいわく、羊水の色は、薄いピンク、薄い黄色であることが多く、たまに、完全に透明の人もいるのだそうだ。羊水はぬるま湯のようなほんのり暖かい温度で、甘くて優しい匂いがした。 看護婦さんが私の羊水のサンプルを摘出し、何やら検査をした後、私と夫は個室病室に案内された。この病室ですべての作業が行なわれる。陣痛を経て子宮口が10センチになるまで待機し、出産し、出産後の養生をする。 このとき、陣痛はまだ10分間隔で、痛みはまだまだ耐えられる程度のものだった。 一時間おきに看護婦さんが病室に来て、私の血圧を測り、陣痛の痛みレベルが10段階のうちどのレベルかを聞いた。このときの痛さレベルは、6か7程度。 夫は同じ病室内に備えてあるソファーベッドで仮眠を取った。陣痛の痛みが段々と大きくなるに連れて、不安も押し寄せてくるのだが、夫がそばに居てくれるのだからと思うとほっとした。夫は時々目を覚ましては、私のベッドのところまで来て、私の額にキスしたり、頭を優しくなでてくれたりした。
